やさしく包み込んでくれる自然素材
糸をあまく撚り、粗く織った生地をガーゼといいます。二重、三重と重ねることで空気の層ができ、吸水性や通気性、保温性が高い生地。夏だけでなく一年中活躍する人気素材で、お洗濯するほどふんわりとした柔らかさが増します。
好みに合わせて選べる”ガーゼ”
赤ちゃんの城では、多くのガーゼ素材を取り扱っております。市場でよく見かける「二重ガーゼ」をはじめ、96時間かけて熟練職人が仕上げる「和晒しガーゼ」、生地を重ねふんわりあたたかな空気の層を作ってくれる「6重ガーゼ」など、お好みに合わせてお選びいただけます。
二重ガーゼ
昔からベビー肌着によく使われている素材で、薄手なのでぬれても乾きやすく便利な生地。浴用ガーゼやガーゼハンカチなどにも使用されています。
和晒しガーゼ
「和晒し」とは、約4日間(96時間)じっくり時間をかけて水洗いを繰り返し、熟成させて作る日本の伝統的な製法です。
繊維にストレスを与えない加工
① 織り上がった直後のガーゼ生地(生機)には、製織に必要な糊や油分等が付着し生成り色をしています。この油や油分を取り、漂白する「晒し」という工程が必要となります。
② 天然水をくみ上げて濾過し、純粋に近い水を何度も何度も釜の中で入れ替えて、洗浄します。
③ 生地を引っ張ったり、延ばしたりをしないので、繊維にストレスを殆ど与えません。これが、和晒し製法ならではの手間暇となります。
④ 煮沸の温度も90℃までに抑え、高い圧力が発生する水の沸点100℃以上にならないよう作業を行います。
⑤ 和晒し釜にての洗浄後、生地を整え、脱水、乾燥などいくつかの工程を経て和晒しガーゼは出来上がります。
六重ガーゼ
「六重ガーゼ」とは、その名の通り六重に重ねられ出来た生地です。ガーゼの層が空気をたくさん含み、冬はふんわり暖かく、夏のクーラー対策にもおすすめ。通気性・速乾性が高く、洗濯を重ねるたびにやわらかく優しい肌触りで一年中お使いいただけます。
ふわふわのひみつ
直接触れる外側の1・6層目は細い糸を使った薄手のガーゼ。2・5層目はやや太く、3・4層目の糸は段階的に太さの異なる糸を組み合わせることで、ボリュームのある六重ガーゼに織り上げます。異なる生地を組み合わせることで空気をたっぷり含み、ふんわりとした柔らかさとやさしさで包みます。